ハリ

■「ハリ」とは

スキンケアでいう「ハリ」とは、一般的には、肌がふっくらとして表面に適度な張りがあり、たるみや細かなシワが目立ちにくい状態を表す言葉です。

肌表面のうるおいやなめらかさに加え、真皮で肌を支えるコラーゲンや弾性線維なども、ハリの見え方に関係します。


乾燥すると細かな凹凸や小ジワが目立ち、肌がしぼんだように見えることがあります。一方、紫外線の蓄積によって真皮の弾性線維が傷つくと、肌の張りが失われ、シワやたるみにつながります。

なお、「ハリ」と「弾力」は似た表現ですが、ハリは主に肌のふっくらとした見た目や触れたときの張りを、弾力は押したり動かしたりした肌が戻ろうとする性質を表す言葉として使われます。


■ハリを保つための基本的なお手入れ

日常のスキンケアでは、まず乾燥を防ぎ、肌をなめらかに整えることが基本です。洗顔時のこすりすぎや洗いすぎを避け、洗顔後は化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームを重ねてうるおいを保ちます。保湿によって角層が整うと、乾燥による細かなシワやしぼんだ印象が目立ちにくくなり、肌がふっくら見えやすくなります。


さらに重要なのが、毎日の紫外線対策です。紫外線による光老化は、肌のハリを支える組織に影響するため、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、衣類なども組み合わせて肌に届く紫外線を減らしましょう。


■50代以降のハリケア

50代以降は、年齢に伴う肌の乾燥や薄さに加え、コラーゲンや弾力性の低下などが重なり、頬や口元、フェイスラインのハリ不足を感じやすくなります。女性では、閉経前後のホルモン変化が肌の水分量やコラーゲン、弾力性の変化に関係することも報告されています。

そのため、化粧水を何度も重ねるだけでなく、乳液やクリームでうるおいを逃がさないことを重視します。乾燥しやすい頬や目元、口元にはクリームを丁寧に重ね、洗顔後につっぱる場合は、洗浄力や洗顔回数も見直します。


ハリ不足が気になるからといって、マッサージで強く引っ張ったり、刺激の強い美容成分や角質ケアを一度に増やしたりすると、赤みや乾燥を招くことがあります。まずは保湿と紫外線対策を安定して続け、肌の様子を見ながら美容液などを一つずつ取り入れるのが基本です。


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